セーラー服のままで

練習238彩色編集後.jpg

浴室への扉を開けると、そこには妹がいた。
制服のセーラー服を着たまま、シャワーを浴びていたが……。
「あっ……。お、お姉ちゃん……。えっと、その……」
妹は全身びしょ濡れだった。髪や上着、スカートなどから水滴をしたたらせ、戸惑いを隠せない様子で見つめ返してくる。黒茶色の瞳はまるで、天敵に怯える子鹿のように落ち着かなかった。
「学校からの帰りににわか雨に降られちゃってもーびしょ濡れになっちゃって……。だからこのままシャワーでもいいかな……って……」
「わかったわ。お母さんに言ったりしないから。その代わり……」
わたしは躊躇うことなく、ソックスに包まれた足を浴室に踏み入れた。じわりと足裏が濡れて、自然と胸が高まってくる。
「水遊びに付き合ってもらうわよ。わたしも制服着たままだけど構わないよね?」
「えっ……?」
「まずはシャワーで思い切り濡れて、それから一緒にお風呂に入ろうか? もちろん、制服を着たままだけど、ね」
しばらくの沈黙の後。
妹はいつものように無邪気に笑った。この様子だと制服を着たままの水遊びは初めてではないだろう。妹も同じ趣味を持っていると分かって、わたしは興奮を抑えられなくなった。
いきなり、妹が手にしていたシャワーのヘッドを自分の方に向けたからだった。あっという間に、洒落たブレザー制服がお湯の通り道となり、びしょ濡れになっていく。
「お姉ちゃん……」
「酷いわね、制服をびしょ濡れにしてしまうなんて」
「でもお姉ちゃんの制服、可愛いから一度びしょ濡れにしてみたかったの」
後は言葉にならなかった。わたしも妹も、制服を着たままのシャワーと入浴を心の底から楽しみ始めたからだった……。
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